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ピートバッグ利用を巡る諸問題 by平取締役

ご無沙汰の平取締役です。

ピートバッグを入手したいと言う問い合わせをいただきました。とりあえずは,その回答から,

先ず,イチゴの定植時期に合わせて必要量しかしてませんから,この時期手に入れるのは難しいと思います。
私の持っている情報では,香川(善通寺)と岡山でしか作ってませんので,遠いところで入手しようとすると運賃ばかりになる可能性が高いと思います。

どちらにお住まいの方かわかりませんが,とりあえず
住化農業資材(http://www.sumika-agrotech.com/company/network.html#05)
の四国営業所に問い合わせてみて下さい。私の所はそこから入れてもらってます。

ピートバッグを使ってみたいと言うのは,ごもっともだと思いますが,買ってきてイチゴを植えれば育つというものではないという点だけは理解しておいて下さい。ポットドリッパーによる点滴給液とCO2を中心とした環境制御が必須です。

普及はしてませんが,トマト,キュウリなどイチゴ以外の作物を育てることも難しくないのですが,安価な灌水チューブで給液することは想定してません。ドリッパーから設置するつもりが無いと言うことであれば,市販のピ^トモスを大袋で買ってpH調整(だいたい1L当たりで苦土石灰7g程度)をしてプランターに植えてみるほうが良いと思います。メーカーではピートバッグ用のピートは毎年吟味して購入しているとのことなので,ロットの問題はあるかもしれませんが.....

ピートバッグ利用を巡る諸問題

ここから本題です。

まずは,何故ピートモスがよいのか?
これははっきり言ってわかりません。物理性,理科学生我に多様な培地は他にもありますが,「何故かはかの培地よりも作りやすい」としか言えません。

毎年更新が必要か?大変大きな問題です。
継続使用しても問題無くできることが多いのですが,基本的には毎年更新します。何故か?と言うと,リスク回避です。
昔のベルギーのデータでは,平均で収量が7%下がるとされています。先日のイチゴフォーラム(園芸学会春季大会,大阪府大)でも「(株)清和。」( 。 の意味は知りません)の斉藤さんがオランダは毎年更新と言うことを話しておられましたが,その根拠の一つです。
土壌伝染性の病害をきちんとコントロールすれば必ずしもそんなことはなく,前作の残効でむしろ初期生育は古培地がよいと言うこともしばしば起こります。
でも,何が起こるかわかりません。特に何か未知の問題が起こったとき,原因が他の所に有ったとしても最初に疑われるのが培地の問題になりがちです。毎年更新して新しいバッグを使っていれば,バッグが原因でないことを前提に問題の解明に掛かれますが,古いバッグを疑い出すとそこで止まってしまいます。
「新しい培地もどんなのが来るかわからない」と言う意見も聞くことがありますが,これはメーカーとの信頼関係の問題です。
新しいバッグを使っていれば「去年と同じ培養液管理で去年と同じように作れる」はずです。もちろん苗の状態や気象条件が変わるので,同じになることはないのですが,少なくとも一つ「余計な事は考えなくて良い」事になります。リスク回避に加えて,改善すべき点,今年ダメだった点が毎年見えてくると言うことも大きなメリットです。
誰が作っても70-80点のイチゴが出来るのが「らくちん」の良いところなんですが,腕に覚えのある人ほどそれが気に入らない場合が多いようです。イチゴ栽培の経験が豊富な人ほど,マニュアルと違うことをしたがる傾向にあり,いろいろと失敗事例を勉強させてもらう教材になったと言うのが私の経験上の結論です。だいたい初めてイチゴを作る人は問題なく出来て(もちろんいろいろな作業が後手に回ることが多くて一年仕事に追われてしまうのですが),「3年目に失敗をやらかす」のが一つのパターンです。
病害虫防除は経験が浅いと後手に回りがちですが,周囲に言われるとおり,マニュアルに忠実に管理をしていると問題なくイチゴは育ちます。それで2作ぐらい出来ると,工夫してみたくなるのが人間です。「自分はこう思う」と違うことをしてみることになります。でも,ほとんどの場合は既に誰かが試みてダメだったことのく入り返しであることが多いと言うのが結論です。
でも一度はこういう失敗をしておかないと,どこかで大きな失敗を経験することになりやすいように思います。

事案もないので,今日はここまでです。何時になるかわかりませんが,続きはいづれ。





2012/04/01(日) | 栽培技術 | トラックバック(0) | コメント(0)

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