|  HOME  | 

救世主となるか

       DSCF3894_025.jpg
今のうちのハウスで一番早く生育している株はこんな感じです。
果実が小さいながらもなんとなくイチゴの形になってきましたよ。

さてタイトルですが,これがきちんとシステム的に確立されれば,イチゴ農家にとってかなり革命的な方法となるかも?しれません。それを扱っている会社への敬意も込めて,名付けて「ビーフライ作戦」と呼びたいと思います。
   DSCF3879_025.jpg     DSCF3876_025.jpg
左の写真は11月3日に持って来てもらった無菌バエのさなぎの様子,右は今日羽化しイチゴにとまるハエです。
岡山大学のベンチャー企業(うちもそうですが)に無菌バエを取り扱っている企業があります。
もともとは「壊疽(えそ)」というからだが腐ってくる怖い病気にかかった人の患部をウジ虫(もちろん無菌状態のです)に食べさせて治療してしまおうという取り組みで,私は以前にこの治療法をテレビで観たことがあります。
その無菌バエのノウハウを使ってマンゴーの受粉をはじめた取り組みを去年NHKのテレビで観たことがありますが,今回のぞみふぁーむでそれをイチゴの受粉に使ってみようということになりました。

イチゴ生産者の方ならご存じのように,受粉はハッチ達にまかせるのですが,ハッチ達はイチゴの花が咲き始めたハウスに連れてこられてしばらくはしっかりと仕事をしてくれないことが多いのです。
しばらくたってその様子に慣れてからは働きだしますが,頂花房(ちょうかぼう:一番初めの花のかたまり)はハッチ達の飛びが悪いのもあって,受精不良のいがいがした実が多くできてしまいがちです。
その一時だけ無菌バエの「ビーフライくん」に頑張ってもらおうと思っているのです。
ハエはさなぎで持ち込まれると2~3日で羽化します。
そして花の蜜を吸いにやってくるのです。
天を閉め放しにしておけば外からの侵入バエもなく,羽化した「ビーフライくん」は自分の生命維持のためだけに蜜を吸い,花粉は食べず,次の世代を残すことなく,ある期間がきたら死んでいくのです。

うまくいけば,すごい!,すごすぎです。

うちの場合は野焼きの煙に「ビーフライくん」が影響されないかどうかにかかっています。
そのベンチャー企業さんも煙の影響についてはわからないとのことなので,まさにこれからのぞみふぁーむで実験していきますよ。

ちなみにマンゴーの受粉はいろんなところでハエがやっているそうです。
ハッチ達と比べると,「ビーフライくん」小ささに驚きます。
    DSCF3896_025.jpg
手前の酢の入り口近くのハッチと,写真奥の方に2匹いるビーフライくんを比べてみてください。


ところで,今の内のハウスの早いところはこんな感じです。満開の感があります。                             DSCF3895_025.jpg
考えてみると,うちの約15アールのハウスには「ミヤコカブリダニが7500頭,ミツバチハッチが援軍部隊も含めて約2万匹以上,ハエのビーフライくんが1万匹と,ものすごい生物密度になっているのです。
人間はせいぜい多くて5~6人,ほとんどは私一人だけなんですけど。

2011/11/06(日) | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://nozomifarm.blog91.fc2.com/tb.php/694-27034fe9
 |  HOME  |