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苗数と冷蔵庫(訂正と追加)

平取締役(夫)です.

苗数ですが,我が社のハウスは15aで定植本数は約1万2千本です.
挿し苗は1万3千余りを予定しています.

苗は必ず大小に分別して挿します.理由は,

第一に,大苗と小苗を混ぜて挿すと,大苗の間の小苗が埋もれてしまって,まともに育たなくなることがあります.
また,小苗は花芽の揃いが悪く遅くなりやすいので,定植のタイミングが微妙になります.
揃って開花させるためには,定植を遅らせる必要がありますが,
我が社のように部分的には「開花はばらついて遅れるぐらいで丁度よい」ということであれば,
早く植えてあえて開花をばらつかせるというのも一つの考え方になります.

ただし,全体の20~30%はとにかく早く咲かせたいので,とにかく大苗から定植することになり,今年で3年目になる「間欠冷蔵による花芽分化促進処理」などには大苗を使います.

因みに,このネタで今年から3年間農水省の研究費をもらうことになりました.
乞うご期待.

塩素ですが,正確には次亜塩素酸です.
次亜塩素酸は活性酸素の一種で,強い殺菌力があります.
使う目的はあくまで切り離した苗が萎れないようにするための,水の消毒です.
もちろん,付随的な効果として,「病原菌や害虫密度の低下」が期待できますが,
あくまで,水の消毒で,「病害虫の防除」ではありません.
水道水中には残留塩素として0.1mg/L以上,プールだと0.4mg/L以上含まれていることが法律で義務づけられています.生野菜(スーパーなどで売っているカット野菜やお弁当などに入れるための生野菜)の消毒には100mg/L 程度の濃度(有効塩素5%の次亜塩素酸ナトリウムだと200倍)で使われています.
今年は,食品添加物として市販されている次亜塩素酸ナトリウムを買って使ってみることにしました.
農業用には「ケミクロンG」という名で次亜塩素酸カルシウム(いわゆるさらし粉)が農薬として販売されています.
農薬取締法を厳密に読むと,農作物の病虫害防除には,これしか使えません.
ですが,ポジティブリストによる残留農薬の規制は食品衛生法に基づいており,次亜塩素酸もナトリウム,カルシウムもリストにありません.ナトリウム,カルシウムは植物に必ず含まれており,次亜塩素酸はすぐに分解して塩素(植物の必須微量要素)と水になってしまいます.
手近に使える次亜塩素酸としては食器洗浄用の漂白剤がありますが,界面活性剤が添加されており,食品には直接使えないことになっているので,今年は食品添加物用を500~1000倍で使うことにしました.
実験的には,100倍で30分浸けると,場合によって障害が出ることがある
ということは確認しています.

挿し苗後に使う散水用の水も,プールの濃度よりは少し高くなるように消毒する予定です.

冷蔵庫の温度は,今年少し高めにしました.
昨年低温障害を出してしまったというのがその理由です.
熱交換機から吹き出す空気は0℃以下の冷たい空気なので,これが直接当たると葉に障害が出ます.
実は,温度を上げても熱交換機中の冷媒の温度は余り変わらないので,吹き出し口から出る冷風の温度はほとんど変わりません.
設定温度を上げれば大丈夫というものではないのですが,2・3日しか冷蔵しないと言うこともあって,まあ上げておこうというわけです.
低温障害は,冷蔵庫の中でむき出しになった苗に,冷風が直接当たると出ます.
ポリ袋に入っていたり,シートがかぶっていれば大丈夫です.
写真は今手元にないので,また後ほどアップしたいと思います.
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2010/07/23(金) | 訂正 | トラックバック(0) | コメント(0)

灰色カビ 補足と訂正(平取締役)

灰色カビの問題についてちょびっと訂正と補足しときます.

灰色カビが問題になるのは,
ハウス内の湿度が高い時期で,これは間違いありません.
ハウスの状況から言うと,

締め切っていて,暖房機が回らない時期.

例年だと
   *12月:内張を閉め始める頃
   *3月初めから中頃:内張を閉めなくなる前
   *3月末から4月初め:ハウスの保温を止める前
11月の保温開始時期は,まだ開花が始まったところで問題にはなりません.

この時期に雨が多いとハウス内の湿気が抜けなくなってひどくなると言うのが通常のパターンです.

今年の2月下旬と3月上旬の岡山気象台のデータと平年値「()内」は死板のような状態でした.

      降水量(mm)  日照時間(hr)  最低気温(℃)  最高気温(℃)
2月下旬  31.5(16.4)  50.3(40.7)   6.5(1.4)    16.4( 9.4)
3月上旬  79.0(18.4)  19.9(54.1)   6.4(2.4)    12.2(11.5)

お天気が悪くて,気温が高かったと言うことが明らかです.

日中天気が悪くて,気温が上がらないので,換気扇が回らず湿気が貯まる.
夜冷えないので,暖房機が動かず,湿度が下がらない.
雨が多くて外からの水がハウス内にしみ込んで来る.


まさに三重苦でした.

「危ないな」と思ってはいたのですが,悪い予想が的中してしまいました.

結果論としては,
「灰色カビの防除をしておけば良かったのに.....」ということなんですが,

天気の悪い日にはあまり防除する気にならない.

また,
本業の関係で週末以外は防除がやりづらい.
ということで後手に回ってしまいました.

反省点ですが,
 こんな天気が次に何時来るか? 
 その時まで覚えていられるか?
難しい課題ですが,けっこう傷みが大きかったので,覚えてられるかな.というところです.

灰色カビは「糸状菌=カビ」ですから高い湿度を好むことは間違いありません.
アンパンマンと違って,湿気がないとカビが元気になりません.


でも湿気が灰色カビを酷くする要因がもう一つあります.
というより,私はこちらの方が大きいと思ってます.

花弁が落ちにくくなります.

とにかく湿度が高いと,

花弁が萎れない.
ガクから出る露が付いてべっとりを付着する.
そのうちにガクが閉じて花びらが乾いても落ちなくなる.
老化した花弁に灰色カビ病がつく.
老化した雄しべからガク,果床の組織に拡がる.
という最悪のパターンにはまることになって,
灰色カビ大発生になるというのが私の仮説です.

一昨年秋の園芸学会で院生が発表したのですが,‘女峰’は他の品種より0.5日以上花びらの離脱が遅いという特徴があります.これもちょっと問題ではあります.

とにかく来年は気を付けましょう.

2010/07/13(火) | 訂正 | トラックバック(0) | コメント(0)

フルピカです

平取締役です

昨日常温煙霧に使用したした殺菌剤は
フルピカフロアブルです.
私の滑舌と耳が悪かったのでしょうか.
何度も確認してたのに
クルピカになってしまっていました.

どちらかと言えば,灰色カビ用の薬剤ですが,ウドンコにも良く効くようです.
現在他に常温煙霧で登録されている農薬は,微生物農薬の
ボトキラー バチルス・ズブチリスという納豆菌の仲間
ぐらいしかありません.
農薬メーカーさんには,
常温煙霧機で使えるようイチゴに対する使用方法としての登録を増やすようにお願いしたいところです.
ウドンコ,灰色カビ病と春先の
スリップス
煙霧が使えると煙霧機ももっと普及するんだろうと思います.
鶏と卵の問題と同じで,どちらが先か,
煙霧機が普及すれば,登録農薬が増えると言うことなのかも知れませんが......

ダニ剤のコロマイト水和剤もイチゴで登録があります.
ミカン・ブドウでは,散布以外に常温煙霧でも登録があるのですが,
残念ながらイチゴでは散布しかありません.
効果の問題とかもあるのかも知れません.

2010/01/24(日) | 訂正 | トラックバック(0) | コメント(0)

軸折れについて

軸折れについて,‘女峰’が折れやすいと書いてますが,正しいとは言えません.

確かに,‘とよのか’や‘さがほのか’と比べると果柄が硬くて折れやすいのですが,決して折れやすい部類ではありません.

折れやすさについては,作り方(電照の強さ,ベッドの構造や軸折れに対する対策の仕方)や季節によってかなり違います.

品種比較について私の見方が正しいとは言い切れませんが,
これまでいろいろ奈品種を育てて比べてみた結果としては,

‘章姫’や‘紅ほっぺ’など草勢が強くて果柄が伸びやすく,かつ太い上に果実も大きな品種は‘女峰’よりずっと折れやすいように思います.

季節的には,まだたいしたことはありません.

4月,5月になって草勢が強まり,果柄が伸びやすくなると,軸折れ防止の手を尽くしても,かなり折れてしまいます.正確に数えたことはありませんが,2~3%折れてるような気がします.

2010/01/08(金) | 訂正 | トラックバック(0) | コメント(0)

訂正・・温風機の作動温度

昨日の記述に誤りがあったので,訂正させていただきます.
温風機は夜明けからは12℃で作動するようになっています.夜間は9℃で作動します.

今朝も8時前から収穫を始めたのですが,8時過ぎに2回,温風が吹き口から流れてきました.
ハウスでの作業とはいえ,8時頃はまだ寒かったです.
ところが,パートさん達の来られる9時頃には,ハウス内の体感温度は,もう暖かいというよりは,ちょっぴり暑く感じ始めていました.
そうなんです.今日の天気は極めて理想的.寒いけれども,日射はけっこう強くて,ハウスの中はとても暖かかったのでした.
お昼過ぎには,本気でボンボンベッド(お昼寝用に作業小屋に置いている)をハウス内に持ってきてお昼寝をしようかなあ,と思ったぐらいポカポカ陽気で気持ちよかったのです.
だから,今日はイチゴの実の赤みがずいぶん進んだようで,昼からも収穫に入りました.
と言うわけで,今日は合計で25kgを少し上回った量がとれました.嬉しい!
ミツバチの飛ばなかった影響が終わりつつあるのかなあ,そうだったらイイノニネ!!

2009/12/17(木) | 訂正 | トラックバック(0) | コメント(0)

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